男性型薄毛治療薬として、フィナステリド(プロペシア)は医療従事者だけでなく、一般の患者さんにも認知度は高くなってきました。(参考:プロペシアについて)
みなさんは、添付文書に「6ヶ月以上投与してAGAの改善が見られない場合には、投薬を中止する」ように記載されているのをご存知でしょうか…

ところが、患者さんの治療歴をみていると、漫然と効果を判定されることなくフィナステリドの投薬が続けられているケースも少なくない印象です。
海外から個人輸入をして飲んでいる患者さんもいらっしゃいますが、これは別問題です。お薬を輸入して飲むのは本当におすすめしません。海外からの個人輸入が危険であることは別の記事でまた紹介しますね。
プロペシアが有名になり、内科の先生でも扱えるようになりました。どこのクリニックでも手軽に処方してもらえるようになっています。
情報もあふれていますが、投薬や中止の基準について、正しい知識をお薬を飲む患者さん自身にも知ってもらいたいです。
フィナステリドを飲んでいる方で、この記事に少しでも気になったら、ご自身の担当医に質問してみてください。
参考資料
- フィナステリド錠(ファイザー)インタビューフォームhttp://www.info.pmda.go.jp/go/pack/249900XF1030_1_04/