秋に毛が抜ける原因が「男性ホルモン」である可能性。抜毛のメカニズムを解説!

AGAガイドブック

「秋になると、毛がよく抜ける」というは経験上よく知られている事実です。

実際、薄毛の診療をしていても、相談数は明らかに秋に増加します。

ところが、秋の脱毛メカニズムは、医学的に解明されていないのが現状です。

男性ホルモンによる抜毛のメカニズム

秋に毛が抜ける原因として、一般的によく言われているのは、

  • 犬などの動物同様、毛の生え変わり
  • 夏の紫外線で痛んだ頭皮から脱毛が起こる

などです。Googleで検索してもたくさん出てきます。このあたりも確かに原因のひとつでしょう。

ただ、今回は「男性ホルモン(テストステロン)が秋に増加することにより、抜け毛が増えるメカニズム」について解説します。

季節性の脱毛を調べた研究

イギリスで行われた1991年の研究をみてみましょう。

(参考)Seasonal changes in human hair growth.

屋内の労働者14人を対象に18カ月にわたって、毛包の状態を追跡調査しました。とても地道な研究です。

結果として、頭皮では成長期となった毛包の割合は、春先の3月に最大となりました。逆に初秋の9月は成長期が最も少なく、脱毛数もピークを迎えました。

これは「秋に頭髪がよく抜ける」という、我々の経験とも一致する結果です。

頭髪だけでなく体毛にも季節性周期がある

さらに、この研究が特徴的で面白いのは、「頭髪だけでなく、太ももの毛や髭の成長についても調べている点」です。

驚いたことに、体毛や髭も、「夏に毛の成長がうながされ、冬にかけて成長がおさえられる傾向」が分かったのです。

ここで1つの仮説が生まれます。

男性ホルモンの季節変動が抜毛を引き起こす

紫外線などの外からの要因ではなく、体内の変化が原因で、抜け毛がおきるのではないか。「男性ホルモン」が関係しているのではないか、という仮説です。

科学的な根拠は次の2つです。

根拠1、体毛やひげは男性ホルモンに依存する

一般的にひげや体毛(太ももの毛)が濃くなる現象と男性ホルモンが関係していることがわかっています。

頭髪の抜け毛も「悪性の男性ホルモン」が原因となりますので、つじつまがあいます。

根拠2、男性ホルモンは季節性に変化する

さらに複数の研究で、北半球においては、8月〜10月にかけて血中のテストステロン値(男性ホルモンの量)が高くなることが、明らかになっています。

秋にテストステロンの量が増えることにより、男性の性欲も秋に高まる理由の1つでもあります(笑)

(参考)Circannual rhythms of plasma testosterone and luteinizing hormone levels in golden-mantled ground squirrels (Spermophilus lateralis).

秋の抜け毛で悩んだ場合は?

原因は明確にわかっていませんが、抜け毛に悩むこともあるかと思います。

秋だけの抜け毛が気になる方は、まずは「神経質になりすぎないこと」を心がけてください。

秋に毛が抜けるのは、お伝えした通り、生理的(生物として正常な反応)な抜け毛がほとんどで、深刻な病気が隠れていることは少ないです。

ブラッシングをするときに気づいたり、朝起きたときに枕をみて気づいたりするようですが、普段自分がどれぐらい抜け毛があるか、冷静になって観察してみましょう。

どうしても気になる場合は、AGA専門クリニックに相談してみるとよいでしょう。

メールでブログを購読する

当ブログは、無料でメルマガを発行しています。


(よくある質問: メルマガに登録できない

シェアする

フォローする