線維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factor : FGF)は、成長因子の一つです。FGFは、25種類のファミリーメンバーが現在同定されていて、FGF5はその中でも、毛の長さを制御する役割があることが分かってきました。

FGF-5はヘアサイクルの「1.成長期」から「2.退行期」への切り替えを促す作用があります。FGF-5が存在するおかげで、毛は長くなりすぎず、適切な長さを保つことができるのです。
FGF-5に関するまつげの研究
パキスタンで行われた興味深い「まつげの研究」を紹介します。
研究対象となったパキスタンのある家系では、FGF-5が十分に働かないことにより、通常以上に長いまつ毛が生えてしまうのです!
本当に長いまつげですね…

逆にFGF5が活発すぎると、毛髪サイクルが短くなり、薄毛の原因となります。
ビワの葉エキスはFGF-5を抑え育毛効果あり
ビワの葉には、成長因子に働きかける効果があり、発毛因子であるFGF-7の生成を促す作用があります。FGF-7は、脱毛の原因となる FGF-5の生成を抑制し、薄毛を改善します。
FGF-7自体も、「退行期」から「成長期」への移行を促進する作用もあり、育毛効果があると言われています。