薄毛の原因になりうるお薬やサプリメント。治療法は?

AGAガイドブック

高齢の方の薄毛治療は難しいです。理由は2つあります。

1つ目は、加齢によりもともと発毛できる毛根の数が減ってきていることも多く、薬の効果が期待できない場合もあるからです。

2つ目は、全身の病気や飲んでいる薬が原因となり、薄毛を引き起こしている可能性も除外しないといけません。薬による脱毛は、薬剤性脱毛と呼ばれます。

今日は薬剤性脱毛の代表的なものを3つご紹介しましょう。

1.抗がん剤による脱毛は休薬できない

抗がん剤による脱毛や薄毛はよく知られています。抗がん剤は、成長期が短くなることによることから、成長期脱毛症と呼ばれます。

抗がん剤投与中は、フィナステリドやミノキシジルの内服に関しては、エビデンスもなく、相互作用も検討されていないため、注意が必要です。

抗がん剤治療中の場合は、ウィッグなどのカツラの使用がおすすめです。なぜなら、がん治療のほうが優先されるためです。

2.生活習慣病の薬も脱毛を引き起こす

抗がん剤はほとんどの人にとって、無縁でしょう。ただ、「高脂血症」だとどうでしょうか?聞いたことありませんか?

健康診断で、「脂肪がたかいですね」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。

実は、生活習慣病である脂質異常症(血液中の脂質の量が異常になる病気)の治療に使われるお薬も脱毛を引き起こします。

抗がん剤との脱毛とはことなり、休止期脱毛症だと言われています。休止期脱毛症とは、ヘアサイクルが休止期に移行することにより、引き起こされます。(ヘアサイクルについてはこちらを参照

脂質異常症のお薬は抗がん剤と違って、たくさんの種類がありますので、主治医の先生に相談すれば、お薬は変更可能かもしれません。

他にも痛風のお薬(アロプリノール)も脱毛を引き起こす可能性があります。

3.ビタミンAは不足しても過剰でも脱毛を引き起こす

ビタミンAは不足すると脱毛症を引き起こすことで知られています。

なので、一生懸命ビタミンAを飲む患者さんがおれるのですが、過剰摂取も要注意です。

過剰摂取が問題となるビタミン

水に溶けるビタミン類(代表的なものはビタミンC)は過剰摂取をしても、おしっこから体の外に排出されます。なので、過剰摂取は問題になりません。

一方で水に溶けないビタミン類(ビタミンA、D、E、K)は、過剰摂取すると体の中に蓄積し、病的な症状を引き起こします。

ビタミンA過剰摂取による脱毛

ビタミンAの過剰な状態が長く続くと、骨の痛み、脱毛、皮膚のあれ、 食欲低下を引き起こします。

この状態になるまで、ビタミンAを過剰摂取することは、通常ありえません。しかし、サプリメントで手軽にビタミンをとれるようになった現代では、過剰摂取は起こりえます。

ビタミンA過剰症は、ほぼすべて薬剤性です。サプリメントは手軽な一方で、諸刃の剣でもありますので、注意してください。

最後に

今日は、薬やサプリメントによる脱毛について紹介しました。薬剤性脱毛を引き起こす薬は他にもありますが、代表的なものだけを記載しています。

薬剤性脱毛症の治療法は、「薬を中止すること」ですが、抗がん剤のように中止できない薬もあります。

詳しくは担当している医師に確認してみてください。

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