救急車を呼ぶかどうか迷ったら。胸痛と心臓発作について医師が解説。

AGAガイドブック

こんにちは、 発毛専門医 です。

今日は「胸が痛い」という症状についてお話しようと思います。

注意:この記事を読んでいて、今まさに胸が痛い人は記事を読む前に、各自治体や病院の相談窓口に相談もしくは、救急車(119番)を呼んでください

救急車をよぶのは税金の無駄遣い

ときどきテレビでも話題になりますが、「症状が軽いのに救急車を呼ぶなんて、税金の無駄遣いだ!」と文句をいう人がいるのですが、私は決して税金の無駄だとは思いません。

胸が痛い状態で、救急車を呼ぶべきかどうか?なんて、判断できないですしね。

とはいっても少し知識を持っているだけで、自信をもって有事に備えることができます。

今日は、一般の方が知っておいても良い知識をご紹介します。

  • 胸痛に関する知識
  • 心臓発作に関する知識
  • 救急車をよぶか迷った時の対処法

胸痛について

注意するべき胸痛とは

救急外来でも、通常の外来でも、「胸痛」は、比較的多い症状です。胸痛といってもさまざまで、こういった胸痛は特に注意しましょう。

  • これまでにない強い胸痛
  • 胸を締め付けるような胸痛
  • 息切れもともなった胸痛
  • 数分以上続いている胸痛
  • 少しあるいたり、階段を登ったりするだけで、悪化する胸痛
  • 恐怖を感じるような胸痛

このような胸痛は、緊急性が高いことも多く、迷わず救急車を呼びましょう。

胸痛あれば、心臓発作?

胸痛があっても、必ずしも心臓発作を起こしていいるわけではありません。

実を言うと、胸痛で救急外来を受診する人のほとんどは、心臓に問題はありません(笑)

胸の痛みは通常、「筋肉痛」「胸焼け」「精神的な不安」といった、命に関わらない原因が多いです。ただ、一部に心臓の病気の方もいるのです。

だからこそ、自分の胸が痛くなった時に、病院に行くべきか迷うのです。

安易な判断は危険です

胸痛のほとんどは心臓発作ではありませんが、

「この症状は大したことない」「すぐに治まるだろう」

こういう安易な発想で、助けを求めるタイミングが遅くなり、命を落としてしまうこともあります。

心臓発作であった場合、治療開始までの時間をいかに短くするかがとても大切と覚えておいてください。

心臓発作について

心臓発作では、必ず胸痛が起こる?

心臓発作になったからといって、胸痛が必ずおこるわけではありません。

特に、糖尿病の人、65歳以上の高齢者では、心臓発作になっているのに胸痛が出ない人もいます。女性の狭心症でも痛みがないことがあります。

では、胸痛がない場合、どういった症状に注目すれば心臓発作か判断できるのでしょうか?

胸痛以外で、重要な心臓発作のサイン

心筋梗塞や狭心症でおこる体のサインをご紹介します。

  • 冷や汗
  • いやな汗で肌がしっとりする
  • 一定のリズムでない心拍数(いわゆる不整脈)
  • 息切れ
  • あご、背中、胃、肩や腕の痛みもしくは不快な感覚
  • めまいや立ちくらみ
  • 意識がなくなる(失神)

こういった症状が、くり返し起こったり、数分以上治らなかったりする場合は、危険信号ですので、救急車を呼びましょう。

心臓の病気で受診するべき診療科は?

電話相談で、後日受診するように言われた場合、「循環器内科」「心臓内科」「内科」のある病院を受診するとよいでしょう。

消防庁に無料で相談できる

救急車を呼ぶか迷ったときに相談できる窓口 #7119

どうしても迷って判断に困った場合は、医療の専門家が相談する無料窓口があります。

♯7119にかけると、医師、ナース、専門の相談員に自分の胸痛について相談することができます。

相談しながら、「すぐに病院を受診するべきかどうか」を教えてくれます。

無料で利用できますし、緊急の場合は救急車をすぐに派遣してくれます。緊急でない場合は、いつ、どこの病院に受診したらよいかを教えてくれます。

是非、#7119という番号を覚えておきましょう!

#7119の紹介漫画

火災の予防や消火、救急、救助など国民一人ひとりが安心して暮らせる地域づくりに取り組む消防庁の情報を発信しています。

最後に

今回は、「胸の痛み」についてお話しました。

もしも胸の痛みが心臓発作であった場合、治療をはやく受けるほど、より良い治療につながります。1分1秒が大切な世界です。
(繰り返しますが大切なことです)

ですので、#7199も活用しつつ、迷ったらすぐに救急車(119番)を呼びましょう。

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