ボディメイクやボディビルの大会に出場する人は、筋肥大に命をかけています。人生をかけています。
プロペシア(一般名:フィナステリド)を飲むと、ジヒドロテストステロン(DHT)の産生が抑えられるため、筋肥大しなくなるという噂がありますが、本当でしょうか。

実は明確な答えは出ていません。
ただ、今回プロペシアを飲まないほうが良いかもしれないことを示唆する論文が出ましたので、紹介します。
不確かな情報を書くのは本意ではありません。
しかし、このブログを「カッコいい男の身体を作りたい」と思って、読んでくれている男子も多いので、プロペシアと筋肥大の関係を触れないわけにはいきません。
プロペシア(別名フィナステリド)は「ジヒドロテストロン」を抑える
プロペシアの記事でも書きましたが、プロペシアは、「ジヒドロテストロン」の産生を抑えます。男性型薄毛の原因となる「ジヒドロテストロン」を抑えることで発毛効果を発揮します。
一方でテストステロンの量にはそれほど影響を与えません。
筋肥大には、テストステロンが必要でジヒドロテストロンは不要である!という説がこれまでは多く、「プロペシアは筋トレの効果を落とさない」と言われてきました。
本当なのでしょうか?
筋肥大に必要なホルモンはテストステロン?ジヒドロテストロン?
筋肉には「速筋」と「遅筋」の2種類があり、筋肥大をさせるためには、「速筋」を鍛える必要があります。
「速筋」は、高重量を扱う時に使われる、瞬発力を発揮する筋肉です。短距離選手やボディビルダーが鍛える筋肉ですね。
そして、この「速筋」の筋肥大には「テストステロン」よりも「ジヒドロテストロン」の方が優秀な男性ホルモンという論文が発表されました。
本当にこれが正しければ、プロペシアは筋肥大をさまたげる可能性があります。
結論は、とにかく筋トレをしよう
まだまだ論文や報告数が少ないので、プロペシアと筋トレの効果については結論づけられません。
実際、フィナステリドを飲みながらムキムキの人もいますからね。
ただ、これだけは言わせてください。
プロペシアを飲んでようが飲んでまいが、筋トレをしてタンパク質を食べないと筋肥大しません!!
男性諸君、有効な負荷・頻度で筋トレを頑張りましょう!
不確かなことで迷わず、とにかく筋トレです!